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人を愉快にさせる天才

 

あっという間の1時間

 

僕ら世代(1966年生まれ辺り)にとって、志村けんさんは子供のころから凄くお世話になった方です。志村さんが出演するTV番組を見ているひと時は、嫌なことを全て忘れさせてくれる時間でした。

子供のころ「この人凄い」って思ったのが、ヒゲダンスでした。カトちゃんと二人で例の曲に合わせて一輪車に乗ったり、牛乳をのんだり、様々な曲芸を、しかも生放送でワクワクしながら見た記憶は鮮明に覚えています。(みなさんもお家や学校でやりませんでした?!笑!)

あの「ヒゲ」のテーマは志村さん自身が採用したそうです。元の曲はテディ・ペンダ―グラスの「Do Me」という曲を、たかしあきひこ&エレクトリック・シェーパーズがカバーアレンジ?したのだったと思う。(お笑い通の方からの話)

もっと凄いなって思ったのは、コントひとつを考えるにしても様々なことに興味や関心がないとコントが成立しないんだなぁ~ということ!!ヒゲダンス以外のコントにもいろんな要素が凝縮されているってこと。

 

 

 

ひょうきん族と全員集合

 

僕が高校生くらいだったと思うのだけど、土曜の夜8時は「8時だよ全員集合」(TBS)のルーティンだったのですが、同じ時間帯に「俺たちひょうきん族」(CX)が重なってきたのです。テレビが一家に1台が主流な時代でしたから、家族で3030分に分けて見ていました。前半が「全員集合」で、後半が「タケちゃんマン」!今考えると奇跡的な対決ですね!

昨年、テレビで北野武さんが「なんであの時間帯でやり合わないといけないのかなぁ~」ってしみじみと語っていました。その前後の語りで「おれ達は殆どがアドリブ。ケンちゃんは何回も丁寧に稽古をしてその通りやる。ケンちゃんは凄いよ!」みたいなことを、志村さんとの思い出の中で話されていました。天才同士、お互いが認めているからこそ本音から絞り出される言葉は素敵でした。人を笑わせるって大変ですね!

 

 

大切なこと

  2018年だったと思います。知り合いの方が志村さんの誕生会をするので、PAIKAJIのアロハを1枚プレゼントしたい!とお願いされたことがあります。

「うちのシャツでいいの?」と聞くと、「志村さんはアロハシャツが大好きなんです」と言われるものですから、「気に入ってもらえるか?わかりませんが作りますよ!」ということになり、お渡ししました。

数日後、「アロハシャツ!!とても嬉しかったみたいです!」と連絡があり、画像まで頂きました。気に入らないって言われたらどうしよう?内心ドキドキしていたので、ホッとひと安心しました。

 

人を腹の底から笑わせるというお仕事ほど過酷な仕事をしているわけではありませんが、僕たちも別の意味で「喜んでもらう」仕事をしています。僕は特に、落ち込んだり悩んだり、何事にも飽きっぽい性格なので、最近は志村さんとPAIKAJIの画像見て励みにしています。

 

2021年は皆さんに支えて頂きありがとうございました。

2022年も皆さんに喜んでもらえる様に頑張ります。

・・・良いお年を!

 

 

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