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色の世界は素晴らしい

迷ったときは人に聞け?それは嘘ですよの瞬間。

 

プリントデザインが完成するまでの工程でかなり重要なのが色を決めるという瞬間が僕を窮地に追いやる瞬間です、これがたまったものではない。

アンケートや接客、スタッフの意見などを確認しながら新しい組み合わせに挑戦したり、現実に身を置き、人間が現代の習慣や景観に添えるコンサバティブな色を調整してみたり、とにかく試行錯誤が延々と続く。着る人を開放的な心境に導く工程で、楽しい時もあれば、何でこの職業を選んでしまったのかとネガティブな境地に陥る。

そんな時、人に相談しても返ってくる回答はいつも「自分が良いと思った色を選択したら」

という回答を浴びてしまう。「あ~、聞くんじゃなかった」となる。そりゃそうだよね!!。

聞いた僕がお馬鹿でした・・・。

 

 

 

 

普段が大事

  色が降りてくる瞬間は5分もかからない時もあれば何年も放置状態の図案もある、最長5年くらいかなぁ?。以前、作詞家や作曲家の方のドキュメントをTVで拝見しているときに、何十万枚も売れた曲が10分で出来たときもあれば、何年もかけて心血注いだ曲が全く売れなくてねぇ~なんていうシーンを見ていると、「あるあるだなぁ、皆さん不条理としっかりお付き合いしてるねぇ」と自分の事のように録画して、その部分だけ何回も見直しては無駄な時間を過ごした時期があった。

よく考えてみると、短い時間で決着できるのは、色は普段のライフスタイルの中で目に入ってくる色や、過去の幼少期の景色、図鑑、映画・絵画・民族衣装、数えきれない記憶を無意識に照合して、その無意識な中から湧いてくる結晶体が炙り出てくる。この感触が得られれば決めきれる。

ただ、それが正しいのか間違いなのか?自分でもわからない。一応は統計や理論などはサクッと触りますが、これからはAIという分野が解決してくれるんですかね?この色の問題は。そうすれば確かに楽にはあると思いますが、人間にしか出来ないことをPAIKAJIは追求したいです。

 

 

 

 

永遠の照合

  何万?何億?とも言われている色の数は無限に近い、それをテクノロジーが僕にかわりやってくれる時代がすぐそこに来ている。テクノロジー!それはそれで活用すればよいと思う。

ただ、忘れてはならない起源を知るということも認識していきたい。同じ赤でも、日本の赤と、海外で生まれた赤は、赤は赤でも全く違いう。色(染料など)の殆どはその土地の植物や土、鉱石などを配合して誕生してきた、誕生した地域によって色の深みや意味が違う。色は人類のライフシーンになくてはならない心の媚薬だと最近は強く思う。

永遠の照合は永遠に続く。

 

 

 

これから色を伝えたい人

テクノロジーとの融合を活用し、伝えたい人がいます。目の悪い方に色の魅力を伝えたいです。僕は色の識別ができますから今日は白を着てみよう、明日は青を着ようと無意識に想像できます。ですが、目の悪い方は自分が何色の服を着ているのか?全く分からない方もいるかもしれません。できれば色だけではなくデザインや服を着たときの印象まで伝えてみたいです。独りよがりな考えかもしれませんが伝えてみたいです。

(表現が不適切な場合、深くお詫び申し上げます)

色は必ず、人をハッピーな気分にできる!!そう信じています。

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